National Institute of Technology (KOSEN),  Numazu College
 
  


 

 


 制御情報工学科での教育研究に用いられている施設(建物)や、各研究室で保有また活用している機材を紹介します。

 制御情報工学科で利用する学内の施設を紹介します。

制御情報工学科実験棟
制御情報工学科実験棟
メカトロニクス演習室
コンピュータ演習室
制御情報工学科実験棟は、制御情報工学科専用の建物です。4つの研究室と教員室が配置されいます。またプログラミング演習Ⅰ、Ⅱで利用される「プログラミング演習室」と、メカトロニクス演習Ⅰ,Ⅱで利用される「メカトロニクス演習室」もあります。このうち「プログラミング演習室」は平日は8:00から19:00まで開放され、自由に利用することが可能です。また本実験棟はエレベータが設置され、「地域創成テクノセンター」と棟続きとなっています。研究内容によってはテクノセンターの機材も活用しています。
【研究室(実験室
 ●通信工学実験室
 ●デジタルインダストリ研究室
 ●生体システム工学実験室
 ●電磁波工学実験室
【演習室】
 ●メカトロニクス演習室
  大型液晶2台、ノートPC25台、オシロスコープ20台ほか
 ●コンピュータ演習室(PC端末45台) 、中間モニター導入済
  OS:Windows10/linux
  アプリ:SolidWorks, Rhinoceros, VisualStudio, LabVIEWなど

機械工学科・制御情報工学科棟
機械工学科・制御情報工学科棟は、機械工学科と制御情報工学科の教員室と研究室が配置されています。制御情報工学科では、この棟に3つの研究室(実験室)があります。なお、学科共通で利用する部屋はありません。
【研究室(実験室)】
 ●計測制御システム実験室
 ●光情報工学実験室
 ●情報科学実験室

専攻科棟
専攻科棟は教養科および制御情報工学科の教員室と研究室が配置されています。制御情報工学科では、この棟の2Fに3つの研究室(実験室)があります。なお、学科共通で利用する部屋はありません。
【研究室(実験室)】
 ●制御工学実験室
 ●認知工学実験室
 ●数値流体工学実験室

総合情報センター棟  (リンクはこちら)
総合情報センター棟は、二つのコンピュータルームが設置され、主に低学年を中心に、全学科の学生のコンピュータリテラシー教育を行っています。また高学年での実験や、学習の自学自習に活用されています。

教育研究支援センター・南棟
教育研究支援センター・南棟
創造設計演習室
教育研究支援センター・南棟には「創造設計演習室」があり、4年生でのPBL講義である創造設計を中心に演習で利用されています。穴開けや切断など簡単な工作器具も設置されています。また、研究の関係でこの棟にある精密計測実験室(3次元測定器)、医用機器開発実験室Ⅰ、Ⅱ(医療機器や3Dプリンタ)も利用されています。なおこの棟には研究室(実験室)および教員室はありません。
【演習室】
 ●創造設計演習室 
  電子黒板5台、演習用PC、ボール盤、カットソーなど

講義棟
講義棟には全学科の1年生と複数学科の低学年のHRがあります。制御情報工学科では1・2・3年生のクラスがここで学んでいます。この棟は専攻科棟と繋がっています。
【講義室(HR)】
 ・1年生
 ・2年生
 ・3年生

高学年棟(物質工学科実験棟)
高学年棟には物質工学科の2年生以上と機械工学科4年、そして制御情報工学科4・5年生のHRがあります。この棟は物質工学科実験棟と繋がっています。
【講義室(HR)】
 ・4年生
 ・5年生

 制御情報工学科の実験実習および卒業研究や共同研究等で活用されている機材を紹介します。
なおこれらの機材は、学内共通機材で有り、他の学科でも活用されています。

マシニングセンター(牧野フライス製作所 V33i ):3軸加工
機種名:立型マシニングセンター V33i
メーカ:牧野フライス製作所
主な仕様:

 立型のマシニングセンターで、オイルクーラントシステムを有した高回転主軸により、高速高精度加工が実現可能です。またMasterCAMソフトにより高度な加工パスを生成することができます。
主軸回転数:20,000rpm
送り速度:20,000mm/min
軸移動量:600×400×350mm
テーブル作業面サイズ:700×400mm


5軸加工機(牧野フライス製作所 V33i-5XB, G-Navi, Collision Safty):同時5軸加工
機種名:立型5軸マシニングセンター V33i-5XB
メーカ:牧野フライス製作所
主な仕様:

 立型の5軸マシニングセンターで、オイルクーラントシステムを有した高回転主軸により、高速高精度加工が実現可能です。またHyperMillソフトにより高度な5軸加工パスを生成することができます。同時に工具の干渉や機械の衝突を防止するため、GコードシミュレーションソフトG-Naviとリアルタイムに衝突を監視するコリジョンセーフガードを有しています。
主軸回転数:30,000rpm
送り速度:20,000mm/min
軸移動量:650×325×350mm
最大ワークサイズ:径130×H300/径250×H135mm


3成分切削動力計(キスラー)
機種名:切削動力計 9255B アンプ付
メーカ:日本キスラー
主な仕様:

 切削加工時の加工物および切削工具にかかる切削抵抗の3成分(XYZ)を計測する装置です。計測材は260×260mmで、マルチチャンネルチャージアンプと測定ソフト(DynoWare)により簡単に測定、解析することができます.測定範囲 Fx,Fy=20~20KN,Fz=-10~40KN


サーモグラフィー(NECアビオニクス )
機種名:赤外線サーモグラフィ InfReC R300S
メーカ:日本アビオニクス
主な仕様:

 赤外線により表面温度を測定する装置で、オプションのオプション高温フィルターにより -40℃から2000℃まで測定す可能です。温度分解能は0.03℃、フレームレート60Hz、256階調で表示されます。本体だけでも簡単に測定できますが、付属ソフトにより温度分布など様な解析処理が可能です。


視線追跡装置(Tobiiグラス)
機種名:グラス型アイトラッキングシステム Tobiiグラス
メーカ:Tobii
主な仕様:

 専用のめがねをかけることで、人間の視線を追跡し、見ている場所と見ている時間をリアルタイムに計測できる装置です。付属する解析ソフトで複数人の視線データを解析することが可能です。スーパや自動販売機など消費者の視線の解析に活用できます。サンプリングレート 30Hz,暗瞳孔検出,シーンカメラ640×480,グラス重量100g,レコーダ重量205g,記録時間70分


非接触3Dスキャナー(Artec Spider)
機種名:ハンディ3Dスキャナー
メーカ:Artec Spider
主な仕様:

 非接触でかつハンディタイプのスキャナーで、測定形状を周囲から連続的に撮影することで、3次元立体形状を生成する装置です。同時にテクスチャーデータの撮影も可能で撮影したデータから立体化を行う付属ソフトにより、3次元立体をテクスチャー付きでCADデータとして生成できます。測定対象形状は比較的小さい物に適しています。また附属ソフトウェアではKinectを用いて人体のフィギャー製作が可能です。
 3D解像度0.1mm,精度0.003mm,光源はブルーダイオード,最短/最長測定範囲 90×70/180×140mm,測定距離0.17-0.35m,ビデオフレーム 7.5fps


非接触3Dスキャナー(Breuckmann smartSCAN-HE)
機種名:非接触型3次元スキャナ SmartScan3D HE
メーカ:Breuckmann(現:AICON 3D System社)
主な仕様:

 白色光スキャン(縞投稿システム)をベースとした非接触型の3次元測定器です。レーザを用いないため形状表面の色(テクスチャー)情報も撮影する事ができます。得られた点群を処理するための専用ソフトOptCATにより撮影を行います。さらに、これらの点群データからCADデータを生成するGeomagic DesignXおよびCADデータと比較するGeomagic Verify、さらには粘土細工としてデジタルクレイモデルが可能なGeomagic FreeForm Plusも揃っており、様々な用途に対応が可能です。測定範囲に合わせて3種類のレンズも所有しています。


接触式3D測定器(ミツトヨ)
機種名:接触型3次元測定器 CRYSTA-Apex S547
メーカ:ミツトヨ
主な仕様:

 プローブ(SP25M)を用いた接触式でCNCによる高精度な3次元測定が可能です。また画像プローブを用いての画像計測(GEOPAK)や輪郭形状測定(SCANPAK)、CADデータとの比較測定(CAT1000S)など豊富なオプションも揃えています。測定範囲 500×700×400mm(測定物 450×545×350mm程度),測定物最大質量180Kg,最小表示量 0.1ミクロン


人工心肺装置(泉工医科)
機種名:体外循環回路 MERA HAS P100
メーカ:泉工医科工業
主な仕様:

 循環器系心疾患者の開胸手術中に心臓と肺の代行を行う体外循環用装置です。ローラポンプ3台,遠心ポンプ1台,小型冷水槽,人工肺,ライン回路,ディスプレイ付きラックから構成されています。医療系の学際分野、専攻科医療福祉機器開発工学コース、Fmetで利用されています。


携帯型超音波診断装置(GEヘルスケア)
機種名:携帯型超音波診断装置 VScan1.2
メーカ:GEヘルスケア
主な仕様:

 わずか390gの携帯型で災害時の現場や在宅医療においてエコー診断が可能となる装置です。親指1本でコントロールできるシンプルな操作性を有しています。モニターは3.5インチのカラーディスプレイで、バッテリーにより1時間30分動作可能です。またパソコンと接続してデータを管理することができます。本科の「医療福祉機器分野」、専攻科の「医療福祉機器開発工学コース」の講義や実験を始め、研究にも活用されています。
 周波数帯域 1.7~3.8MHz,走査方式 電子セクタ走査


各種医療機器機器(泉工医科他)
自動心電図解析装置
 とベッドサイドモニター
 筋電図・誘発電位検査装置
人工透析装置と人工呼吸器

装置名:自動解析心電計
メーカ:日本光電
機種:Cardiofax V ECG-1400
主な仕様:
 心電図波形(ECG)の測定と同時に波形を解析し、診断に必要な所見を自動的に抽出できます。デジタル12誘導入力,800×600dotカラーLCD,サーマルプリンタ,キャスター付属


装置名:ベッドサイドモニター
メーカ:日本光電
機種:BSM-6301
 主な仕様:心電図や血圧、心拍出力、酸素飽和度をグラフで、呼吸数、脈拍数などを数値で表示し、ICUや病棟での患者の状態をモニタする装置です。付属キャスターにより移動可能です。バッテリ駆動2時間。


装置名:筋電図・誘発電位検査装置 MEB-9400シリーズ ニューロパックS1
メーカ:日本光電
機種:MEB-9402
主な仕様:
 神経筋疾患の補助診断法のひとつである「筋電図」と視覚や聴覚、末梢の知覚神経を刺激し、刺激することで現れる脳波に混じっている波形を調べる「誘発電位」を検査するための装置です。


装置名:透析装置
メーカ:東レ・メディカル
機種:TR-3000S
主な仕様:
 血液浄化器(透析器等)を用いて血液中から有害物質を除去することを目的として使用される多用途透析装置です。


3次元CAD(SolidWorks/Simulation:毎年更新)
 企業内でもよく利用されている3次元CAD(SolidWorks)が学内の情報センターの全PCにインストールされており、学生を始め教職員も自由に利用できます。研究室でも利用でき、学生は自宅のパソコンでも利用可能です。また応力や流体解析などのCAEソフトウェアも利用できるため、SolidWorksは制御情報工学科の製図、創造設計、卒業研究を始め、各種コンテストに至るまで幅広く利用されています。画像は平成27年度の全国高専デザコン・AMデザイン部門で優勝したフライングプレーンのSolidWorksでの設計データです。

3次元CAD(Rhinoceros 5.0)

装置名:Rhinoceros 5.0
メーカ:Robert McNeel & Associates
販売:アプリクラフト
主な仕様:

 NURBSをベースとしたサーフェイスモデルベースの3次元CADであり、工業デザインを中心に活用されています。また様々なデータの読み込みや書き出しが可能であるため、簡易な3次元データのコンバータとしても活用されています。アドオンとしてレンダリングソフト「Flamingo nXt」もインストールされています。学内での各演習室や研究室にインストールされており、同時利用が60ライセンスに制限されています。

医療データ立体化ソフトウェア(ZedView7.3)

装置名:ZedView 7.3(現在はZedEdit)
メーカ:LEXI((株)レキシー)
主な仕様:

 医療用CTやMRI、あるいは工業用CT等で撮影した2Dスライス画像から、3次元可視化や計測を行うソフトウェアです。立体化したデータはSTL形式で出力できるので、3次元プリンタでの造形や、有限要素解析に活用できます。写真は脳のスライスデータから、脳動脈を抽出した結果を表示しています。