3. 専門教科の教授目標
3.1 共通目標と専門目標
本学科では「1. カリキュラムの編成と
教育目標」において掲げた目標を達成するため、より具体的な目標に細かくわ
け、各教科の重点がどこに置かれているのか、明白にするため共通目標と専門目標
を掲げている。
これらの目標は、第1学年から第3学年までのシラバスにはそのままで、第4学年と、
第5学年においては、JABEE対応の形で表に◯ないし◎をもって、記載され、重点の
度合を示している。
共通目標
- 人類の幸福・福祉とは何かについて考える能力と素養(養護教育を含む)
- 工学的解決法の社会お呼び自然環境に及ぼす効果、
価値に関する理解力や責任など、
技術者として社会に対する責任を自覚する能力(技術者倫理)
- 口頭発表力、討論などのコミュニケーション能力、
日本語お呼び英語での論理的な記述力・理解力
- 数学、自然科学、工学的知識を応用できる能力、
コンピュータネットワークを使って、
情報を処理(収集、解析、加工、管理)する能力
- 自己学習能力
- 種々の科学・技術を利用して社会のニーズを
解決するためのデザイン能力
- 与えられた条件下で計画的に仕事を進める管理能力
- チームで協調して仕事を進める能力
- 責任感、使命感を持って仕事を最後までやり抜く能力
- 社会人として必要なモラルと礼儀を見につける
専門目標
- 情報工学、機械工学、電気・電子工学の基礎として要求される数学
(解析学、微分方程式、線形代数、確率統計学、離散数学)における
基礎的知識と、それらの分野における応用能力
- 情報工学、機械工学、電気・電子工学の基礎として要求される物理学
(工業力学、電磁気学、熱・流体力学)における基礎的知識と、
それらの分野における応用能力
- 情報工学の基礎知識と応用能力
- 制御工学の基礎知識と応用能力
- 機械工学の基礎知識と応用能力
- 電気・電子工学の基礎知識と応用能力
- モノづくり技術に関する基礎知識と応用能力
- ハードウェアとソフトウェアにより構成される複合機器システムを
設計・制作し、
性能を評価する一連の工程を与えられた制約条件の下で
計画的に実行できる能力
- 工学的システムを構築する時に必要となるシステム工学、
制御工学の基礎知識ならびにシステム統合化技術、
知的ソフトウェアを制作するための基礎知識
- 演習・実験における課題を遂行して、
その結果を第三者に正しく伝達できるような報告書を作成する能力
- 技術的な問題の発見、その問題を解決する実験・解析方法を立案、
遂行し、それらの結果を報告書にまとめる能力、
ならびに口頭発表により第三者に理解させる能力