National Institute of Technology (KOSEN),  Numazu College
 
  


 

 


 制御情報工学科のトピックスを紹介します。


2023.2.7(火)
 S2メカトロニクス演習Ⅰの紹介動画
(※画像をクリックすると再生し音が出ます)


2年次後期「メカトロニクス演習Ⅰ」ではコンピュータの動作の基礎であるロジックを用い、手を叩く度に音センサが反応して様々な動作をするロボットを製作します。
ロボットに搭載するセンサ回路基板をはんだ付けにより製作します。
また、ロボットの制御にはマイコンを使い、自分たちの希望する動作をさせるためのプログラムを作成します。
最終的にグループごとに製作したロボットによる走行会を行い、動作や走行タイムを競います。



2023.2.7(火)
 S3工場見学(東芝キヤリア株式会社 富士事業所)


3年次「機械工作法」では、15回目に近隣の工場見学を行っています。
令和4年度は「社会と技術」の講義でお世話になっている長澤先生がお勤めの東芝キヤリア株式会社を訪問し、世界的空調メーカーのエアコン製造ライン、技術開発の拠点であるe-THIRD、開発の歴史がつまった展示場を見学させていただきました。
東芝キヤリア社では30名以上の沼津高専OB/OGが活躍しており(高専卒は技術者として採用)、本科卒でも大学院修士卒と同様の仕事内容と教育からスタートする仕組みであるという話を伺い、就職を希望する学生は強く心をくすぐられた様子でした。


 

制御情報工学科は、コンピュータを応用した複合機器やシステムの設計、製造、運用等の分野で社会に貢献できる実践的技術者の養成を目的としています。
 カリキュラムは低学年からの情報処理技術をベースに、機械・制御及び電気・電子、情報工学の多くの関係分野を含んで体系的に編成されています。低学年から系統立てられた多くの実験・演習でこれらの技術を勉強し、情報工学を核としたT型技術者を養成しています。
 また本学科の卒業生は、情報工学はもとより機械工学や電気電子工学など幅広い分野に進学・就職しています。

 令和6年度 各担当者 一覧
 制御情報工学科長  鈴木 康人
 S1クラス担任/副担任  黒澤 恵光/宮下 真信
 S2クラス担任/副担任  平田 陽一郎/宮下 真信
 S3クラス担任  金子 裕哉
 S4クラス担任  大久保 進也
 S5クラス担任  横山 直幸
 就職担当  藤尾 三紀夫
 進学担当  横山 直幸

 制御情報工学科で学ぶフィールドは以下の様に多岐に渡っています。
    •  コンピュータアーキテクチャー

    •  ソフトウェアとプログラミング

    •  センサーとロボット制御

    •  機械制御系(メカトロニクス、流体力学、自動制御)

    •  電気電子系(電磁気学、電気電子回路)

    •  情報工学系(数値解析、離散数学、通信工学)

    •  アプリケーション系(CG、人工知能、データベース)

  


 2023年度より制御情報工学科長を拝命しております。本年度で2年目となります。

 昨年度は、年度初めに宣言させていただいた「演習教育の総点検」を行いました。

 まず、機構本部より改訂・点検の指示のあった、最低限の学習内容(改訂モデルコアカリキュラム)について、検討を行いました。 最低限の学習内容としては、本学科で選択科目であった「通信ネットワーク」を必修とするだけで、よいことが判明しました。 そこで本年度の入学生より、カリキュラムを改定し、通信ネットワークを必修とし、同時に習得必修の選択科目単位数を減らしております。

 本学科は卒業後の応用力を鍛える目的で、基本的な原理を中心に講義・演習を行ってまいりました。 制御系と情報系の技術を学習する目的で、メカトロニクス演習とプログラミング演習を実施してまいりました。 これらの総まとめとして4年次に「創造設計」を配置したカリキュラムとなっています。 ただ、ここ10数年で情報系技術の進歩の比率が非常に高くなってきているという意見が検討会で出されました。 創造設計で「試作製品」を作るのには、授業内容だけでは不十分ではないか、という結論に至りました。

 本校では、教員が指定したテーマを学習し、研究する1-4年を受講対象とした「課題研究」という科目制度がございます。 本年度、本学科ではこの課題研究制度を利用し、いくつかのテーマを準備して、より応用を根ざした授業を配置することとしました。

 たくさんの学生の皆さんの参加を期待しています。

制御情報工学科長 鈴木 康人