
制御情報工学科に在学している学生の声と、活躍する卒業生の声を紹介します。

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卒業生の声を紹介します。
私は、将来ものを作る仕事に就きたいと考え、その中でもソフトウェア関係に興味があったので制御情報工学科を選びました。しかし、入学当時は“ものを作る”というただ漠然とした考えしかなく、将来について具体的なイメージはありませんでした。
そんな中で制御情報工学科では、主となるプログラミングやソフトウェアの他にも電気や機械についての講義や旋盤や溶接等の工場実習もあり、幅広い分野について勉強していくうちに自分のやりたいことを見つけることができました。
5年間で様々なことを学んでいく中で、将来はロボットに関わる仕事がしたいと思うようになりました。卒業研究ではロボットについての研究を行い、今ではロボットのソフトウェアに携わる仕事をしています。また、学生時代には友人にも恵まれ、卒業した今でも旅行や食事に行きます。


私はもともとコンピュータに興味があり、中学二年生のときの高校調査で制御情報工学科の先輩に話を聞いて高専を知り入学しました。入学時は将来やりたいことは具体的に見つかっておらず、5年間の専門的な授業や実習、演習、研究を通して機械、電気電子、情報など幅広い分野を学ぶことで自分のやりたいことの方向性を定めることが出来ました。
現在はプリンターのファームウェア(プリンターを制御するために内部に組み込まれているソフトウェア)の設計を行っており、C言語やHTML、JavaScript等のプログラミング言語を使用して大規模なソースコードに対し、機能の追加や修正を行っています。
業務で使用しているC言語は学生時代に力を入れて学んでいたことを直接生かすことができています。また「学生時代に聞いたことがあるな」という気付きが課題解決の糸口になる場面が多々あり、制御情報工学科での学びが今に生きていることを日々実感しています。
制御情報工学科では、将来どのような職種についても習得した知識が生かせるようなカリキュラムが組まれています。「ものづくり」に興味のある未来のエンジニアたちが制御情報工学科から羽ばたいていき、活躍することを楽しみにしています。
制御情報工学科は、低学年時からコンピューターサイエンスやメカトロニクスといった分野の基礎を学ぶことができるだけでなく、実験や演習を通してテクノロジーの本質やその面白さに触れることができる場所でした。さらに、高学年時の創造設計や卒業研究といったカリキュラムでは、「自分の力で学び」「自分の頭で考える」というフレームワークを徹底的に叩き込まれたことを思い出します。おかげで社会人になったいまでも、このフレームワークが十分に活きていると実感しています。
私は、ヤフー株式会社のCTO(最高技術責任者)として、Yahoo! JAPAN を通じインターネットユーザーの課題解決に取り組んでいます。高専に入学して初めてアクセスしたインターネットサービスが、当時サービスが開始されたばかりのYahoo! JAPANでした。高専在学時には、いつかYahoo! JAPANのようなインターネットサービスを作りたい!と夢見ていたものです。インターネット業界は、次々に新しいテクノロジーやサービスが生まれるので毎日が戦争です。心を込めて作り上げたWebサービスがたくさんのユーザーの方に利用してもらえるときの感動は何事にも代えがたく、憧れの会社で活躍できる喜びを感じています。
みなさんが制御情報工学科で充実した5年間を過ごし、たくさんの知識や経験、そして夢や仲間を得られるよう、心からお祈りしています。