３月２０日(月)の卒業式に際し、制御情報工学科５年生の池神奈穂美さんが「静岡県知事褒賞」を授与しました。この賞は学業・技能に関する業績が優秀で、取り組み姿勢等が他の模範となると認められたものに与えられる賞です。池神さんは４年次に「全国高専デザインコンテスト」に参加し、ＡＭ部門で最優秀賞を受賞したことが認められ、高専を代表して授与されました。
　また併せて「精密工学会東海支部学生優秀賞」も授与されダブル受賞となりました。この賞は精密工学分野の学業成績優秀かつ人格の優れた学生に与えられる賞です。池神さんは５年の卒業研究で多くの学会発表を行い、その取り組みが認められ、沼津高専を代表して授与されました。
　今後の池神さんの活躍に期待すると同時に、後輩の学生諸君の活躍に期待します。

　３月２０日(月)に平成28年度卒業式がベルフォーレ沼津で13:00から挙行され、制御情報工学科５年生の学生49名全員が無事卒業しました。長いと思われる高専５年間ですが、卒業生は一様に「あっという間で密な５年間でした」と感想を述べていました。卒業生の皆さんの活躍に期待しています。また是非学校にも遊びに来てください。
　卒業に際し、次の学生さんが学校表彰を受けました。よく頑張ったと思います。受賞おめでとうございます。
(1)学業成績優秀賞
　星牟禮健也、長島弘昴 
(2)出席皆勤賞
　井口椋平、池神奈穂美、板倉舞、小関慎一朗、中村大造
(3)課外活動功労賞
　池神奈穂美、小池志歩
(4)学生会活動功労賞
　杉山聡

　３月１５日(水)に制御情報工学科５年生・藤尾研究室の２名が、卒業研究の成果を「2017年度精密工学会春季大会学術講演会」で講演発表しました。この講演は大学院生や教員が主に発表しており、高専生が発表することは余りありませんが、二人は堂々と発表し、聴講者からの質問にも的確に答えていました。
「患者の動向監視支援システムの開発～基本システムの構築～」長島君
「ファイバーブラシの５軸制御に基づく磨き加工用ＣＡＭシステムの開発」池神さん

　３月１３日(月)に制御情報工学科５年生・藤尾研究室の３名が、卒業研究の成果を「第２４回・精密工学会卒業研究発表講演会」で講演発表しました。この講演は学部生や修士など本年度卒業する学生が発表しており、最年少である高専生３名も発表を行いました。聴講者から少し厳しい質問もありましたが、丁寧に答えていました。
「患者の動向監視支援システムの開発～ベッド柵の取り外し検出～」篠崎さん
「患者の動向監視支援システムの開発～尿意の検知～」小池さん
「予測補正制御に基づく高速高精度な多軸加工システムの開発～形状補間の３軸での検証～」櫻庭君

　３月１日(水)に制御情報工学科５年生が、高専生活の集大成となる「卒業研究発表会」を行いました。参加者は制御情報工学科教員と４年生の学生全員です。情報系、機械系、電気電子系、制御系に渡る42件の研究内容が朝早くから夕方までかけて講演発表が行われました。講演時間は８分で２分の質疑応答に講演者は丁寧に答えていました。
　また聴講した４年生に創造性、面白さ、プレゼンテーション能力について評価して貰いました。その結果、以下の講演が優秀とえらばれました。
 
(1)最も創造性に富んでいたと思われる発表
 1.患者の動向監視支援システムの開発～基本システムの構築～
   藤尾研　長島弘昂
 2.クエット流れ場における白血球変形能測定デバイスの開発
 　横山研　萩野留以
 3.ラウンドアバウトの効率化シミュレーション
　～複数車線化と分離島の効果について～
 　長縄研　小関慎一朗，吉村綾馬
 
(2)最も内容に興味を持てたと思われる発表
 1.色知覚に関する心理物理実験：中心視と周辺視の比較
 　宮下研　杉本夕莉
 2.患者の動向監視支援システムの開発～基本システムの構築～
   藤尾研　長島弘昂
 3.ラウンドアバウトの効率化シミュレーション
　～複数車線化と分離島の効果について～
 　長縄研　小関慎一朗，吉村綾馬
 
(3)最も発表が上手と思った発表
 1.汎用Linuxを用いたロボットコントローラの検証用倒立振子の制御
 　吉野研　中野佑紀
 2.プラズマ媒質における平面電磁波の反射特性に関する研究
 　芹澤研　星牟禮健也
 3.ファイバーブラシの５軸制御に基づく磨き加工用ＣＡＭシステムの開発
　～基礎実験について～
 　藤尾研　池神奈穂美

　３年生の後期に実施される「機械工作法」の一環として、沼津市大岡にある東芝機械株式会社沼津工場を学生４２名、引率教員３名で見学しました。
　工場と機械の概要の説明を受けたあと、２班に分かれて、射出成型機、超精密加工機、鋳物工場などを見て回りました。工場では、大型クレーンや大型台車が動き回る中、「世界で一番の商品をつくる」というこだわりを持った設備や装置が多数稼動していました。学校の授業を通じてモノづくりの基本は理解していた学生も、最先端かつ巨大な設備や装置を前に、その迫力と技術力の高さに圧倒されていました。沼津高専からバスで１０分程度の近距離に、このような世界で屈指の工場があることを改めて認識し、今後のインターンシップや就職に向けて有意義な見学会になったこと思います。

　1月28(土)に三重県鳥羽市にある鳥羽商船高専において開催された「第22回高専シンポジウムinMie」に制御情報工学科５年生４名(藤尾研究室)が参加し、講演発表を行いました。これは高専での卒業研究や専攻科研究の成果を発表する高専の学生を対象とした講演会です。４名は卒業研究の成果を分かりやすく説明し、質問にも的確に答えていました。これらの成果は更に研究を進め、３月の精密工学会においても講演発表予定です。講演テーマは以下の４件です。
「多軸制御に基づくオンマシンドレッシングシステムの開発」池神さん
「患者の動向監視支援システムの開発 ―システムの構築―」長島君
「患者の動向監視支援システムの開発ー尿意の検知ー」小池さん
「患者の動向監視支援システムの開発 ―ベッド柵の検出」篠崎さん

　12月16(金)にＳ４とＳ３学生を対象に進学懇談会を開催いたしました。これはＳ科卒で活躍するＯＢと進路が決まった５年生を講師として、Ｓ４とＳ５学生に自己紹介や進路決定の考え方、学生時代にやっておくことなど、幅広く話をして貰いました。Ｓ４学生さんはもう進路を考える時期ですので、積極的に質問する学生が多く感じられました。またＳ３生にも、今から将来について考えて貰うため、聴講して貰いました。先輩の話は、多くの学生さんにとって色々参考になったようです。講師は以下の９名です。ご協力頂きありがとうございました。
　ＯＢ
　　・ビルディット代表取締役（高専卒：富田氏）
　　・ベックマンコールター三島（専攻科卒：青木氏）
　　・東芝テック（大学卒：栗田氏）
　　・東京農工大（大学院：長谷川氏）
　　・シチズン電子（高専卒：斉藤氏）
　在学生
　　・大阪大学(星牟禮氏)，信州大学（池神氏）
　　・ヤマハ(清水氏)，ファナック（渡邉氏）

2016.11.26(土) 
５年生の学生が精密工学会中国四国支部山口地方学術講演会で口頭発表してきました。

　11月26(土)に大船商船高専にて開催された精密工学会中国四国支部山口地方学術講演会に５年生の池神さん（藤尾研究室所属）が、卒業研究の成果を口頭発表してきました。大学院生や大学生に混じり堂々と発表し、難しい質問にも的確に答えていました。発表のテーマは「多軸制御に基づくオンマシンドレッシングの開発」です。３月に開催される精密工学会2017年度春季学術講演会でも講演するため引き続き研究に取り組んでいます。

2016.11.14(月) 
11月14(月)に図書館・第１視聴覚教室にて「制御情報工学科・学科説明会」を13:05から開催いたしました。当日は14:50から４年生の「創造設計の発表会」も併せて行い大変好評頂きました。多数の保護者の方にご参加頂き大変ありがとうございました。

　11月14日(月)に保護者の皆様方を対象に，制御情報工学科の「学科説明会」を開催いたしました。第１部では制御情報工学科の概要から，進路状況について報告し，第２部では，平成29年度の進路指導について，現状報告と，次年度の体制や方針などについてご説明いたしました。最後の第３部では制御情報工学科の４年生が「創造設計の発表会」を行いました。また当日はアンケートにご記入頂き，様々なご意見を伺うことができました。改めてお礼申し上げます。アンケート結果はアンケート結果.pdfに掲載いたしました。資料が見にくかった点についてはお詫び申し上げます。また成績と進路を詳しく知りたいというご意見も頂きました。公にはできない情報ですので，申し訳ございませんが担任の先生にご相談ください。１年生でのPC購入については引き続き検討していく予定です。
・第１部 制御情報工学科の概要説明
・第２部 進路指導と本年度の結果
・第３部 創造設計成果発表会

2016.11.14(月) 
11月14(月)に４年生の「創造設計」の発表会を14:50から第１視聴覚教室にて開催いたしました。多数の保護者の方にご参加頂き感謝申し上げます。

　11月14日(月)に制御情報工学科の４年生が「創造設計」で開発している「世の中に無い新製品」の発表会を皆済いたします。今年のテーマは「知育玩具」で、学生達は５班に分かれ、ユニークなアイデアによる新製品を開発し，プレゼンテーションとデモンストレーションを行いました。大変ユニークなアイデア満載で，保護者の方からも大盛況でした。来年度も学科説明会を同時開催を予定しております。
・いろトリどり
・Mind Craft
・iQube
・Niie
・ディバイダ
発表のスケジュールはこちらをご覧ください。

2016.11.05-06(土・日) 
11月05(土)と06(日)に「ミニ体験授業」を行いました。また併せて学科展示として４年生の「創造設計」をご覧頂きました。ご来場頂いた方々に感謝申し上げます。

　11月05-06日(土・日)に学園祭である「高専祭」が開催されました。その中で、小中学生を対象とした「ミニ体験授業」として２つの講義を行いました。
・ロボット今昔物創(ものづくり)
・シミュレーション入門(航空機の設計)
また「学科展示」として「４年生の授業で実際に行う『創造設計』の様子をまじかで見てみよう！！」を行いました。
当日は多くの方にご参加頂きありがとうございました。また学科展示では色々なご質問やアドバイスを頂きありがとうございました。この成果は11/14(月)の発表会にてデモンストレーションを含めて発表を行います。発表のスケジュールはこちらをご覧ください。

2016.10.14(金) 
10月14(金)の午後に制御情報工学科５年生が「卒業研究中間発表会」を行いました。学生からは多くの質疑が出され活発な討論会となりました。

　10月14日(金)の午後に制御情報工学科の５年生が「卒業研究中間発表会」を行いました。参加者は制御情報工学科全教員と５年生の学生全員です。情報系が23件、機会制御系が21件の総計45件が、コンピュータ演習室とメカトロニクス演習室で並行して講演発表されました。講演では学生が座長を行い、教員はもちろん、学生からも活発な質問が出され、発表学生は丁寧に回答していました。今回の発表内容は、研究の背景と目的に始まり、現状までの研究の状況と、今後の進捗や展開について３分で説明する内容でした。学生の皆さんの今後の健闘に期待します。
　発表会のスケジュール（H28卒研中間発表プログラム.pdf）

2016.10.7(金) 
10月7(金)に2年生特別研修が開催され、東海大学の博物館とSPACを観劇しました。

　10月7日（金）に２年生特別研修が行われ、制御情報工学科2年生は他の2年生と一緒に、午前中は静岡市清水区にある東海大学自然史博物館と海洋科学博物館を見学しました。午後はグランシップに移動し、SPAC（静岡県舞台芸術センター）が演じる演劇『東海道四谷怪談』を観劇しました。多くの学生にとっては初めて見る生の演劇で、役者さんたちの演技に迫力を感じ、引き込まれて観ていました。学生たちにとってきっといい経験になったことと思います。
 

2016.10.05(水)～07(金) 
10月5(水)から7(金)にかけて、制御情報工学科４年生が東京方面へ「工場見学」に出かけました。これは来年度の進学を前に、進路決定の参考にしてもらううため、そして思い出を作ってもらうためです。

　10月5日(水)から7(金)にかけて、制御情報工学科４年生が「工場見学」のため、横浜と東京、幕張方面にバスで出かけました。この旅行は来年度進路を決める必要がある４年生に、将来の進路決定のための参考にしてもらうためです。そして併せて修学旅行がない高専での思い出作りのひとつとして実施しています。
　初日は、（株）アルバックを見学し、本校および制御情報工学科の先輩から工場の案内を受けました。アルバックは液晶ディスプレーを製造する装置を作る会社で、学生達はクリーンルームや装置の大きさ、価格などに驚くと同時に熱心に説明を聞いていました。その後は横浜国立大学に行き、情報系や機械電子系の学科の説明を受けると同時に、学生食堂にて大学生の雰囲気を味わいました。その夜は中華街で食べ放題の中華料理と自由時間での散策を堪能しました。
　２日目は、（株）ＩＨＩで、広い敷地内をバスで移動しながら運良くトンネルを掘る際に使われるシーリングマシンなど大きな装置を見学することができました。また救命艇にも体験乗船しました。昼食は横浜の高層ビルでのバイキングでしたが、景色よりも食欲が旺盛な様子でした。午後は（株）図研に移動し、おしゃれな建物や基板用ＣＡＤの開発現場を見学すると共に、技術者の話を聴講しました。その夜は自由行動で、貿易センタービルからの夜景を見た後、学生達は秋葉原や月島など思い思いの場所で夕食を楽しみました。
　最終日は、幕張で開催されているアジア最大級のIT技術の国際展示会であるCEATEC-JAPAN2016を10:00から14:-50まで見学しました。学生達は色々なブースを積極的にまわりいろいろ情報を得ていました。
　この見学会で、学生達が目標を持ち、そしてこの見学会が目標に向かってくれる機会になってくれていることを祈っています。

2016.10.01(土) 
10月1(土)に開催された三島商工会議所・創立70周年記念会員大会で藤尾研究室において計測されたデータを用いた三四呂人形が紹介されました。

　10月1日(土)に開催された三島商工会議所・創立70周年記念会員大会で、制御情報工学科・藤尾研究室と三島商工会議所との共同研究で測定した「三四呂人形」のデータの活用例が展示されました。写真は非接触3次元スキャナーによって計測された三四呂人形を再現したモデルです。三四呂人形は三島出身の野口三四郎によって創作された「張り子人形」で表面には和紙が使われ、淡い色の素朴な彩色がされています。個のデータを元にストラップや、紙や石膏あるいは３Ｄプリンタ出力に彩色された人形が展示されました。本校のスキャナは形状だけでなく色も取得できるので、非接触でデジタル化が可能です。
　なおこの共同研究には当時Ｓ４の相馬さんと池ヶ谷さんが参加し、二人がデータの測定を行いました。

2016.09.01(木) 
9月3(土)に開催される１日体験入学の制御情報工学科（Ｓ科）案内パンフレットを掲載しました。沼津高専・制御情報工学科を知って頂く良い機会ですので是非ご参考ください。

　9月3日(土)に開催される１日体験入学の制御情報工学科案内パンフレットを２つ掲載しました。ひとつは会場案内資料。もう一つは、ミニ授業の案内パンフレットです。是非ご参加ください。
・体験入学案内パンフレット
・ミニ授業のご案内

2016.08.30(火) 
５年生の学生２名が電気工学会「第21回知能メカトロニクスワークショップ(IMEC2016)」において口頭発表してきました。

　8月28,29に函館市・はこだてみらい大学で開催された電気学会主催の「第21回知能メカトロニクスワークショップ(IMEC2016)」に、制御情報工学科５年生の、櫻庭君と小池さん(藤尾研究室所属)が参加し、卒業研究の成果を口頭発表しました。大学院生や教員の講演発表に混じり堂々と発表し、質疑応答にも的確に答えていました。なお発表した研究テーマは以下の２つです。
・画像処理に基づく患者の状態監視支援システムの開発（小池さん）
・予測補正制御に基づく高速高精度な多軸加工システムの開発
　－ダイレクト５軸加工制御システムの構築－（櫻庭君）

2016.06.17(金) 
Ｓ１学生が富士通沼津工場を見学しました

　6/17の15:00-17:00に制御情報学科１年生42名が近くにある富士通株式会社・沼津工場を見学しました。最初に阿部工場長から富士通(株)の全体説明と沼津工場の業務内容説明を受け、富士通について学びました。その後、池田記念室では、パンチカードでルートを計算する日本最古のリレーコンピュータの操作を見学し、さらに最新のスパコン「京」に至るまで、実物を目の前にコンピュータの歴史を学ぶことができました。またクラウドサーバルームも見学し、学生達は興味を持って見学し、最先端のコンピュータ技術について知ることができました。さらに質疑応答では10件を超える多くの質問が出され、盛況理に見学を終えることができました。
　写真上は、池田氏が開発した商用リレー式コンピュータFACOM128Bの説明を受けている様子で、下は集合写真です。